13人の子どもはどう成長した? 大家族ママが大事にした「それぞれの個性」

漆山佳月

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15人の大家族のママである漆山佳月さん。13人のお子さんを育て、子どもの個性は「本当にひとりひとり違う」ことを実感したそうです。そんな佳月さんが、子ども達と接する中で心がけていることは? 著書より抜粋してご紹介します。

※本記事は漆山佳月著『15人大家族 うるしやま家のママ流 笑顔がたえない36の家訓 』(KADOKAWA)より一部抜粋・編集したものです。

親として、子どもに絶対に言わないこと

わたしたち夫婦には、子育てについて「こうしよう」とか「こうしてはいけない」という決まりは特にありません。

なんとなく、大事なこととそうでないことはお互いに同じかなと思っています。 お金の使い方についても、子どものために買うものを事前に夫に相談しないこともあります。買ってから文句を言われたこともありません。

そのへんは、阿吽の呼吸かもしれないです。

ただ、子どもに対して「言わないこと」があるとすれば、きょうだいで比べないこと。

比較して叱るようなことはしたことがありません。

勉強が得意な子もいれば、苦手な子もいる。料理や片づけが得意な子もいれば、苦手な子もいます。

苦手な子には得意な人、兄姉がサポートすればいい。不得意なところがあっても、得意な部分を伸ばせばいいし、好きなところをきわめたり、楽しめればいいと思っています。

勉強ももちろん大切だと思いますが、内容や結果より、そこに向かって取り組む姿勢の方がすごく大切で、社会に出てからもその力は生きると思っています。

保育園の時から字の読み書きができた子もいれば、小学校に入ってようやくできるようになった子もいます。

それは、能力の差ではなく、興味の差。

子どもは興味を持ったらとことん前に進みます。だから、字を書くことに興味を 持った時期が違うだけ。

大人になってもオムツしている人がいないように、それと同じで、時期が来たら ちゃんとできるようになるし、その子ひとりひとりのペースがある。

周りやきょうだいと比べて、親が怒ったり悩んだりする必要なんてないと思っています。

13人育ててみて思うのは、本当にひとりひとり違うということ。

同じ親から生まれてきて、同じ家庭環境で育っても、ぜんぜん違います。

そして、ひとりひとりのいいところがたくさんあります。

子どもたちの個性を大事にしてあげたいです。

「きょうだいを比べない」ということは、わたし自身が意識しているわけではなくて、子どもたちが気づかせてくれたこと。

「ママとパパって、『〇〇ちゃんはできたのに』とか『勉強しなさい』と言わないよね」

と言われて初めて、「そうかな」と思いました。

子どもたちは「それがよかった。言われると嫌だし、自分のペースがあるから」と。

完璧な親・人はいない。親のいいところも子どもが見つけてくれる。

だったら、親も子どものいいところをたくさん見つけてあげたいですし、子どもたちはみんな天才‼ 才能の塊だと思っています。

15人大家族 うるしやま家のママ流 笑顔がたえない36の家訓
15人大家族 うるしやま家のママ流 笑顔がたえない36の家訓 』(漆山佳月/KADOKAWA)

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